CD発売のお祝い
昨晩は大変お世話になっている先生のCDの発売開始のお祝いに参加。
和歌をジャズ風、そして演歌風にアレンジしたもので、はじめは多少違和感がありましたが、実際に聞いていくにつれ、新しいひとつの優しい世界が確信犯的に作られていることを実感。
和歌、ジャズ、演歌、、、これらの単なるミックスではなく、原点に心を見据えてまとまっていることに気付き、ああ、素晴らしいものだな、、、の感想を抱いた。
思えば、私もビートルズ世代ではあるが、ビートルズの音楽が出たあたりから、世代間のギャップが進んだ。
音楽によって世代間を分断する作業が急ピッチで進められたのだろう。戦後の消費文明の礎となるのが、まさにこの世代間断絶にある。
ビートルズを評価する若者とそれを批判する若者とで決定的な世代間対立ができあがった。
以降、若者にしか分からない曲、若者にしかわからない音楽が、セキを切ったようにあふれだす。今思えば、ああやられたな、、、と思う。
あれはもしかしたら作戦であったのだろう。少なくとも利用されたことは確かだったと思う。爆発的な経済活動を起こすためには、世代間断絶が有利だ。
共通の心の糸が世代間に伝わっていると、人はそうは消費に走らなくなる。
世代間断絶から来る、反動、意地、不安定化、などをうまく消費に結び付けていったのが現代であり、その根底に意外にも音楽があったのだと思う。
とくにビートルズが果たした役割は大きかったはずだ。このことを理解してからビートルズを聞くと、意外と正しい実際に見合った彼らの実力が見えてくる。
はっきり言って、私は持ち上げられすぎていたと感じる。
ベートベンをぶっ飛ばせ、、、という確信犯的な曲もあったが、彼らに与えられた栄誉は世代間断絶へ導いたことへの報酬だったのかもしれない。
冷静に聞いていくと、ビートルズとプレスリーでは実力的な差異はないように感じるし、プレスリーにより本質的なものを感じる人がいてもおかしくないと思う。
中島みゆきの作品群をみても、ビートルズに劣るとは思えないしで、比べるのに無理があるとはいえ、やはり時代に果たした大きさがビートルズの特徴だったと思う。
決してビートルズを悪く言っているのではなく、ビートルズを使って世代間断絶を図ろうとした人がいると思う点だ。
本当にビートルズ以降、見事に世代間を分裂してくれた。
世の中をリードしようしている人は、本当によく知っていると思う。時代原理を築くために音楽はとくによく使われる。
音楽ひとつで人々をどちらかの方向にもっていくことができるのだから、これを使わない手はないのだろう。
関係ないが先日あたりから、マスコミでは新たな結婚詐欺事件が騒がれる雰囲気にある。
こういう事件があるたびに、ああ、何を今度は隠したいのかな、、、と思ってしまう。
この容疑者は以前からかなり怪しいとわかっていたわけなので、なぜそれが今表に出してきたのか。
いつでも出せたはずだ。
こういう時は大きな事件を隠したい、目をそむかせたい、、、という時に使われるパターンだから、いやな気持になる。
まあ、何もなければいいのだが。しかしあの事件そのものにも裏があるかもしれない。
きっと裏に何かがあって、無理やりやらされた可能性も高い。小さな詐欺事件を頻繁に起こしていたようだから、それを脅しにして、容疑者の女をおどして使うことはできただろうから。
とにかく一筋縄にはいかない時代である。
あえて深読みする必要もないが、言われたままをそのまま信じてしまうほど、マスコミを信頼することも危険だ。
彼らには意図があるのだから。
話しはそれたが、ビートルズ以降、音楽によって分断された世代間を、再び音楽によって取り戻そうとする昨晩の試みに対して、深い共鳴を覚えた。
考えてみれば小学生唱歌などを、私も明治生まれのおやじと一緒に歌ったものだ。
いつの時代でもみんなで歌える歌がある社会は心が豊かで安心である。
しかしどうでもいいことを理由にして、これを嫌うのがこれまでの文部省の姿勢にあり、小学生唱歌はずいぶんと変えられた。
仰げば尊し、、の名曲は歌われなくなり、村の鍛冶屋も歌われなくなった、、、卒業式にはそのころ流行した歌を歌うらしい。
人間が働く誇りを歌った村の鍛冶屋がなくなったかわりに、小学校に株式教室ができる。卒業式にも意味を見いだせなくなっていった。世代間共通の思い、共通の感情を破壊する。
こうしてアメリカの求めというか命令による日本人劣化作戦は巧妙に行われてきたのだろう。
学校の先生と生徒を分裂させ、老齢の先生と若い先生とを分裂させ、教育に心というものを持ち込ませない体制は見事に果たされた。
悲しいものである。
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